顔の美容形成術の結果に満足する比率が高いのは、高齢者およびうつ病の治療を受けている患者であることが米国の調査で明らかになった。また、患者本来の性格が楽観的であるか、悲観的であるかによって満足度に差が生じることはないようだという。
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米国では、この10年で豊胸術および脂肪吸引術を含めた美容形成術の利用が増加しており、2007年には10年前の4倍に上る推定1,200万件の手術が実施されている。筆頭著者である米プレミア形成外科Premier Plastic Surgery(カリフォルニア州パロアルト)のJill L. Hessler博士らによると、「現在、美容形成術に関する文献では手術結果を向上させる技術が重視されているが、結果の向上は主観的なものであることが多く、患者や医師の満足度を予測することは極めて難しい」という。
"現実療法"と "うつ病"
今回の研究では、2007年1月1日~2008年1月1日に米ミシガン大学で顔の美容形成術を受けた患者51人を対象に調査を実施した。さらに、手術から数カ月後にも質問に回答してもらった結果、53歳以上の患者は、若い患者に比べて手術結果の満足度が高いことが判明。この理由はおそらく、高齢患者の方が現実的な考えを持っているためではないかと著者らは推測している。さらに、うつ病治療を受けている患者は受けていない患者よりも満足度が高い傾向がみられた。
肥満の減量の中心オハイオ州コロンバス
「手術の前に、結果に対する主観的な感じ方に影響を及ぼしうる(心理的、社会的および人口統計学的な)患者の特徴を特定し、顔面の美容形成術の満足度を予測できるようになることは医師らにとって極めて有用であると思われる」と著者らは結論している。研究は、医学誌「Archives of Facial Plastic Surgery(顔面形成外科)」5/6月号に掲載された。(HealthDay News 5月18日)
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